2012/06/06

2012/03/19

旅語りライブ3 報告
























2012年3月14日(水)大安/ホワイトデーに「旅語りライブ3」を行いました。

今回のゲスト旅人は渡邉浩史さん。岩室の兄貴的な存在の人です。

高校卒業後、アメリカへ渡ったそうですが、当時周りに同じような選択をした人はいなかった。しかし、「どうせ地球に生まれたんだから、いろんな国に行ってみたい」。そんなシンプルだからこそ力強い思いが渡邉さんを突き動かした。アメリカの大学には様々な国から学生が集まっていて、日本でいわれている「常識」なんてものに囚われる必要はないと思う。最初の2年はオクラホマ州の大学に入り、語学を学ぶ。長期休暇を利用して、ヨーロッパ〜アジアを回る。その後、ニューヨーク州に移り、観光と写真を学ぶ。大学卒業後に就職した会社で出逢い、今も岩室温泉の旅館を支えているのが奥さんとなる。

会場には地域の若者から年配の方までお越しいただきました。初対面の出会いにも恵まれた中で開催することが出来ました。若者の旅の話を地域のおいじちゃんが聞きに来る。なんだか素敵な構図。

スティーブジョブズの本を読みながら台本を作ったという渡邉さんの話に終始夢中になって聞き入りました。旅語り終了後は、それぞれの旅の話やら、地域のこれからなどを話し、夜が深まっていきました。









2012/03/03

旅語りライブ3

旅に魅了され続ける人のためのトークライブ、「旅語り」ライブ3のご案内です。
今回は渡邉浩史さん。岩室温泉で「小さなお宿小松屋」を経営されている方です。
高校卒業後、アメリカへ渡り、4年間を過ごす。オクラホマ州、ニューヨーク州に滞在しながら、語学観光写真を学ぶ。その間、ヨーロッパ各国も巡る。
遊学しながら彼が旅の先に見たものは何だったんだろうか?
イワムロック」と叫ぶ彼の原点を探ります。
そして、旅の終わりに得た人生最大の出会いとともに旅を語っていただきます。

[ 日 時 ]2012年314日()大安/ホワイトデー
[ 時 間 ]20:00〜 旅語り
[ カフェ ]18:00〜 カフェオープン(会場の小鍛冶屋を開けて、ドリンク類、おつまみ類をご用意しております。旅語りの写真もあります)
[ 会 場 ]いわむろや別邸 小鍛冶屋(新潟市西蒲区岩室温泉666、駐車場はいわむろやをご利用ください)
[ 会 費 ]500円(ワンドリンク付き)


オクラホマからニューヨークへの引越の日の一枚。アメリカ大陸のちょうど半分ほどを車で引っ越し。

2012/01/23

坐りたくなるとき


2012年1月。


近しい身内の死。
それは寒気が強まったある日の明け方だった。
斎場の控え室に泊まりながら週末を過ごした。

後日、アパートに戻りふとひとりの時間が出来ると、坐りたくなった。
だれかに習ったわけではない。
ただ、目を閉じ、正座し、呼吸を整える。

一度、このモードに入ると「時間」の感覚が日常と離れていくのを感じる。
この一週間はそんな夜を過ごしている。

2年前にいただいた数珠を手に...
















数年前に読んでいた本を取り出してくる。














『息の発見』から
五木寛之氏の言葉の引用
「瞑想というのは、いちばん簡単にいうと、だれでも息をしている。だれでも無意識に呼吸している。それを意識して、さらにそれを意識しないようにする、という作業なんですね、考えてみると」

「いのちの中心の意識を、頭から下、臍下丹田に下ろしていく必要があると思いますね。」



おととし、朝の車のBGMはこの付属CD。















CDだけではなく、対談の内容もとても面白い。
只今、再読中。

私が坐るとき、いまのところこの2冊のエッセンスをいただいている。

反骨の画家 ベン・シャーン

日曜美術館






















本日1月22日帰宅後、なんとなくつけたテレビに見覚えのある絵が映った。

この伝わる温度は去年の夏に借りて読んだ本に出てきたベン・シャーンではないか!
(野生堂ブログ記事)

現在、神奈川県立近代美術館 葉山では展示を行っているとのこと!
以前に書いたブログ記事のタイトル通り、無性に「あの絵に会いたい行きたいと」の思いが込み上げる。

神奈川県立近代美術館





















星野道夫氏(私は一読者です)、星野健司氏(LIFE-mag vol.004)から私なりに受け取った思いで言うのなら。
あの時、蒔いた種は根を張りこうやって芽を出していく。
その時はそれぞれ。

2012/01/22

希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ

今年もあっという間に正月を越え、大寒が過ぎた。
あつい番茶をすすりながらこのブログを更新している。

















この本を手に取ったのはちょうど去年の正月だったと思う。
10代の頃より、猫背が気になっていてなんとなくその「気になって」の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
いや、そんなことより...(笑)
以前より「気になって」いた野口晴哉氏への興味の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
自分で貼った付箋の箇所をいま見返すと
「合掌行気法」
「活元運動の誘導」
「眼の疲れを簡単に抜く体操」
とある。
(一年前の自分を見るようで恥ずかしい)

















今年の正月は2011年後期のマイブーム(笑)、内田樹氏の本をめくっていた。
そこで甲野喜紀氏が機関誌『月刊全生』の集められる限りを世田谷指導室へ行って、買い揃え、何度も読み返し、感動した箇所を書き写しノートを作って持ち歩いていたとの一文でまたひとつ繋がる。(!)

















(!)そういや、去年の秋口より親戚のおばさんから『月刊全生』をもらっていたな〜。


















今年2012年の正月にもらった『月刊全生』の最初のページ!

-以下引用-

希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ
活力の源泉として必ず働く

活動せよ 歩けなくなったらはってでも良い
活動の心をもちつづけることは人間を活発にする

余分な力は捨てよ 脱力して弛めることが休養というものだ
硬張らしたまま弛めるな

生くることは楽しい 生を楽しむ心があれば 
いつも生は楽しく展開する

自分の力でぶつかることだ 他人の力を当てにして
自分の力を惜しむな 使いこなさねば他人の力は
自分の力にならぬ

晴哉

-引用終わり-


















すかっとして気持ちがいい言葉。

こうやって本から本へと旅するかのようにひとり、歩いているのが私の日常。
ページをめくり章がかわるたびに街を移り、本をまたぐごとに国が変わるように。
本の世界という尽きることない旅の途中にいる。

2012/01/09

旅語りライブ2 報告

「旅語り」ライブ2の報告です!       〜動画は追ってアップ予定〜

今回は箱根在住の陶芸家黒川さんをお迎えして開催いたしました。
2001年9月に出発したピースボート搭乗のお話を中心に、約90分間の「旅語り」を楽しみました。


出発早々に9・11テロが起こり海上で行くべきか、中止にするべきか議論した話。サバンナでの陶芸の話。インドでの骨董通りの話。船上での運動会の話。支援物資を難民キャンプへ運んだこと。リビアでカダフィ大佐と握手してきた話。イースター島の文明の謎について。タヒチの原住民について。

時間はいくらあっても足りないほど。
黒川さんの旅の記録を追体験しながら、私たちも世界一周を疑似体験。

そして、旅を終えてから感じたことは、日本の四季の豊かさ、国としての豊かさだったという。ここまで多様な四季の変化はないし、地方の隅々まで物資、インフラの整った国はなかったという。
ここで改めて問われるのが、その日本に暮らす私たちの心は豊かなのだろうか?ということだったそうです。物の豊かさだけにとらわれず、心の豊かさも育てていかなければならないのではないかとの問いかけで、一旦中締め。

その後もまた2時間ほど、個別に質問したり、参加者同士で交流の時間として過ごしました。


2012年1月4日(水)19:00〜 inいわむろや別邸 小鍛冶屋