次稿からはこちらで更新していきます。
http://life-mag-interview.blogspot.jp/
今後ともよろしくお願いいたします。
2012/06/06
2012/03/19
旅語りライブ3 報告
2012年3月14日(水)大安/ホワイトデーに「旅語りライブ3」を行いました。
今回のゲスト旅人は渡邉浩史さん。岩室の兄貴的な存在の人です。
高校卒業後、アメリカへ渡ったそうですが、当時周りに同じような選択をした人はいなかった。しかし、「どうせ地球に生まれたんだから、いろんな国に行ってみたい」。そんなシンプルだからこそ力強い思いが渡邉さんを突き動かした。アメリカの大学には様々な国から学生が集まっていて、日本でいわれている「常識」なんてものに囚われる必要はないと思う。最初の2年はオクラホマ州の大学に入り、語学を学ぶ。長期休暇を利用して、ヨーロッパ〜アジアを回る。その後、ニューヨーク州に移り、観光と写真を学ぶ。大学卒業後に就職した会社で出逢い、今も岩室温泉の旅館を支えているのが奥さんとなる。
会場には地域の若者から年配の方までお越しいただきました。初対面の出会いにも恵まれた中で開催することが出来ました。若者の旅の話を地域のおいじちゃんが聞きに来る。なんだか素敵な構図。
スティーブジョブズの本を読みながら台本を作ったという渡邉さんの話に終始夢中になって聞き入りました。旅語り終了後は、それぞれの旅の話やら、地域のこれからなどを話し、夜が深まっていきました。
2012/03/03
旅語りライブ3
旅に魅了され続ける人のためのトークライブ、「旅語り」ライブ3のご案内です。
今回は渡邉浩史さん。岩室温泉で「小さなお宿小松屋」を経営されている方です。
高校卒業後、アメリカへ渡り、4年間を過ごす。オクラホマ州、ニューヨーク州に滞在しながら、語学・観光・写真を学ぶ。その間、ヨーロッパ各国も巡る。
遊学しながら彼が旅の先に見たものは何だったんだろうか?
「イワムロック」と叫ぶ彼の原点を探ります。
そして、旅の終わりに得た人生最大の出会いとともに旅を語っていただきます。
[ 日 時 ]2012年3月14日(水)大安/ホワイトデー
[ 時 間 ]20:00〜 旅語り
[ カフェ ]18:00〜 カフェオープン(会場の小鍛冶屋を開けて、ドリンク類、おつまみ類をご用意しております。旅語りの写真もあります)
[ カフェ ]18:00〜 カフェオープン(会場の小鍛冶屋を開けて、ドリンク類、おつまみ類をご用意しております。旅語りの写真もあります)
[ 会 場 ]いわむろや別邸 小鍛冶屋(新潟市西蒲区岩室温泉666、駐車場はいわむろやをご利用ください)
2012/01/23
坐りたくなるとき
2012年1月。
近しい身内の死。
それは寒気が強まったある日の明け方だった。
斎場の控え室に泊まりながら週末を過ごした。
後日、アパートに戻りふとひとりの時間が出来ると、坐りたくなった。
だれかに習ったわけではない。
ただ、目を閉じ、正座し、呼吸を整える。
一度、このモードに入ると「時間」の感覚が日常と離れていくのを感じる。
この一週間はそんな夜を過ごしている。
2年前にいただいた数珠を手に...

数年前に読んでいた本を取り出してくる。
『息の発見』から
五木寛之氏の言葉の引用
「瞑想というのは、いちばん簡単にいうと、だれでも息をしている。だれでも無意識に呼吸している。それを意識して、さらにそれを意識しないようにする、という作業なんですね、考えてみると」
「いのちの中心の意識を、頭から下、臍下丹田に下ろしていく必要があると思いますね。」
おととし、朝の車のBGMはこの付属CD。
CDだけではなく、対談の内容もとても面白い。
只今、再読中。
私が坐るとき、いまのところこの2冊のエッセンスをいただいている。
反骨の画家 ベン・シャーン
日曜美術館
本日1月22日帰宅後、なんとなくつけたテレビに見覚えのある絵が映った。
この伝わる温度は去年の夏に借りて読んだ本に出てきたベン・シャーンではないか!
(野生堂ブログ記事)
現在、神奈川県立近代美術館 葉山では展示を行っているとのこと!
以前に書いたブログ記事のタイトル通り、無性に「あの絵に会いたい行きたいと」の思いが込み上げる。
神奈川県立近代美術館
星野道夫氏(私は一読者です)、星野健司氏(LIFE-mag vol.004)から私なりに受け取った思いで言うのなら。
あの時、蒔いた種は根を張りこうやって芽を出していく。
その時はそれぞれ。
本日1月22日帰宅後、なんとなくつけたテレビに見覚えのある絵が映った。
この伝わる温度は去年の夏に借りて読んだ本に出てきたベン・シャーンではないか!
(野生堂ブログ記事)
現在、神奈川県立近代美術館 葉山では展示を行っているとのこと!
以前に書いたブログ記事のタイトル通り、無性に「あの絵に会いたい行きたいと」の思いが込み上げる。
神奈川県立近代美術館
星野道夫氏(私は一読者です)、星野健司氏(LIFE-mag vol.004)から私なりに受け取った思いで言うのなら。
あの時、蒔いた種は根を張りこうやって芽を出していく。
その時はそれぞれ。
2012/01/22
希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ
今年もあっという間に正月を越え、大寒が過ぎた。
あつい番茶をすすりながらこのブログを更新している。

この本を手に取ったのはちょうど去年の正月だったと思う。
10代の頃より、猫背が気になっていてなんとなくその「気になって」の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
いや、そんなことより...(笑)
以前より「気になって」いた野口晴哉氏への興味の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
自分で貼った付箋の箇所をいま見返すと
「合掌行気法」
「活元運動の誘導」
「眼の疲れを簡単に抜く体操」
とある。
(一年前の自分を見るようで恥ずかしい)
今年の正月は2011年後期のマイブーム(笑)、内田樹氏の本をめくっていた。
そこで甲野喜紀氏が機関誌『月刊全生』の集められる限りを世田谷指導室へ行って、買い揃え、何度も読み返し、感動した箇所を書き写しノートを作って持ち歩いていたとの一文でまたひとつ繋がる。(!)
(!)そういや、去年の秋口より親戚のおばさんから『月刊全生』をもらっていたな〜。
今年2012年の正月にもらった『月刊全生』の最初のページ!
-以下引用-
希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ
活力の源泉として必ず働く
活動せよ 歩けなくなったらはってでも良い
活動の心をもちつづけることは人間を活発にする
余分な力は捨てよ 脱力して弛めることが休養というものだ
硬張らしたまま弛めるな
生くることは楽しい 生を楽しむ心があれば
いつも生は楽しく展開する
自分の力でぶつかることだ 他人の力を当てにして
自分の力を惜しむな 使いこなさねば他人の力は
自分の力にならぬ
晴哉
-引用終わり-
すかっとして気持ちがいい言葉。
こうやって本から本へと旅するかのようにひとり、歩いているのが私の日常。
ページをめくり章がかわるたびに街を移り、本をまたぐごとに国が変わるように。
本の世界という尽きることない旅の途中にいる。
あつい番茶をすすりながらこのブログを更新している。

この本を手に取ったのはちょうど去年の正月だったと思う。
10代の頃より、猫背が気になっていてなんとなくその「気になって」の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
いや、そんなことより...(笑)
以前より「気になって」いた野口晴哉氏への興味の波が大きくなったタイミングだったんだろう。
自分で貼った付箋の箇所をいま見返すと
「合掌行気法」
「活元運動の誘導」
「眼の疲れを簡単に抜く体操」
とある。
(一年前の自分を見るようで恥ずかしい)
今年の正月は2011年後期のマイブーム(笑)、内田樹氏の本をめくっていた。
そこで甲野喜紀氏が機関誌『月刊全生』の集められる限りを世田谷指導室へ行って、買い揃え、何度も読み返し、感動した箇所を書き写しノートを作って持ち歩いていたとの一文でまたひとつ繋がる。(!)
(!)そういや、去年の秋口より親戚のおばさんから『月刊全生』をもらっていたな〜。
今年2012年の正月にもらった『月刊全生』の最初のページ!
-以下引用-
希望せよ 実現してもしなくても希望しつづけよ
活力の源泉として必ず働く
活動せよ 歩けなくなったらはってでも良い
活動の心をもちつづけることは人間を活発にする
余分な力は捨てよ 脱力して弛めることが休養というものだ
硬張らしたまま弛めるな
生くることは楽しい 生を楽しむ心があれば
いつも生は楽しく展開する
自分の力でぶつかることだ 他人の力を当てにして
自分の力を惜しむな 使いこなさねば他人の力は
自分の力にならぬ
晴哉
-引用終わり-
すかっとして気持ちがいい言葉。
こうやって本から本へと旅するかのようにひとり、歩いているのが私の日常。
ページをめくり章がかわるたびに街を移り、本をまたぐごとに国が変わるように。
本の世界という尽きることない旅の途中にいる。
2012/01/09
旅語りライブ2 報告
「旅語り」ライブ2の報告です! 〜動画は追ってアップ予定〜
今回は箱根在住の陶芸家黒川さんをお迎えして開催いたしました。
2001年9月に出発したピースボート搭乗のお話を中心に、約90分間の「旅語り」を楽しみました。
出発早々に9・11テロが起こり海上で行くべきか、中止にするべきか議論した話。サバンナでの陶芸の話。インドでの骨董通りの話。船上での運動会の話。支援物資を難民キャンプへ運んだこと。リビアでカダフィ大佐と握手してきた話。イースター島の文明の謎について。タヒチの原住民について。
時間はいくらあっても足りないほど。
黒川さんの旅の記録を追体験しながら、私たちも世界一周を疑似体験。
そして、旅を終えてから感じたことは、日本の四季の豊かさ、国としての豊かさだったという。ここまで多様な四季の変化はないし、地方の隅々まで物資、インフラの整った国はなかったという。
ここで改めて問われるのが、その日本に暮らす私たちの心は豊かなのだろうか?ということだったそうです。物の豊かさだけにとらわれず、心の豊かさも育てていかなければならないのではないかとの問いかけで、一旦中締め。
その後もまた2時間ほど、個別に質問したり、参加者同士で交流の時間として過ごしました。
2012年1月4日(水)19:00〜 inいわむろや別邸 小鍛冶屋
今回は箱根在住の陶芸家黒川さんをお迎えして開催いたしました。
2001年9月に出発したピースボート搭乗のお話を中心に、約90分間の「旅語り」を楽しみました。
出発早々に9・11テロが起こり海上で行くべきか、中止にするべきか議論した話。サバンナでの陶芸の話。インドでの骨董通りの話。船上での運動会の話。支援物資を難民キャンプへ運んだこと。リビアでカダフィ大佐と握手してきた話。イースター島の文明の謎について。タヒチの原住民について。
時間はいくらあっても足りないほど。
黒川さんの旅の記録を追体験しながら、私たちも世界一周を疑似体験。
そして、旅を終えてから感じたことは、日本の四季の豊かさ、国としての豊かさだったという。ここまで多様な四季の変化はないし、地方の隅々まで物資、インフラの整った国はなかったという。
ここで改めて問われるのが、その日本に暮らす私たちの心は豊かなのだろうか?ということだったそうです。物の豊かさだけにとらわれず、心の豊かさも育てていかなければならないのではないかとの問いかけで、一旦中締め。
その後もまた2時間ほど、個別に質問したり、参加者同士で交流の時間として過ごしました。
2012年1月4日(水)19:00〜 inいわむろや別邸 小鍛冶屋
2011/12/27
旅語り ライブ2
旅に魅了され続ける人のためのトークライブ、「旅語り」ライブ2のご案内です。
箱根在住の陶芸家・黒川淳さんを迎えて開催いたします。
黒川さんは2011年12月にいわむろや別邸 小鍛冶屋にて開催しました「黒川淳展〜灯りにつつまれて〜」でお世話になった作家さんです。
箱根在住の陶芸家・黒川淳さんを迎えて開催いたします。
黒川さんは2011年12月にいわむろや別邸 小鍛冶屋にて開催しました「黒川淳展〜灯りにつつまれて〜」でお世話になった作家さんです。
略歴にもありましたが、「2001年にピースボートで18カ国を巡る」というのがすぐに気になりました。
話を聞いてみると、その前後でも多くの渡航歴があるとのこと。
韓国、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、ウズベキスタン、イラン、アラブ首長国、イエメン、トルコ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ポーランド、スイス、スペイン、イタリア、クロアチア、ギリシャ、カナリア諸島、モロッコ、チュニジア、リビア、エジブト、エリトリア、ケニア、ブラジル、べネズエラ、パナマ、エクアドル、イースター島、タヒチ、西サモア、アメリカ、カナダ
なんと、なんと...!!
これはぜひ話を聞かせていただきたいとお願いしました。
旅でえたインスピレーションをまた作陶へと注ぎ込んでいるとのこと。その記録と興奮をここで共有できたらと思います。
【 日 時 】2012年1月4日(水)
【 日 時 】2012年1月4日(水)
【 時 間 】19:00〜21:00
【 会 場 】いわむろや別邸 小鍛冶屋 (新潟市西蒲区岩室温泉666、駐車場はいわむろやを利用可)
【 会 費 】500円(ワンドリンク付)
新年早々の企画です。
弥彦神社への初詣、そして岩室温泉で温まり、夜は「旅語り」というのはいかがでしょうか?
旅語りライブ1の旅人ゴリちゃんの言葉を借りれば、これが「イワムロスタイル」ってことでしょうか。
どんな旅語りになるのか!?
2011/12/26
旅語り ライブ1 報告
2011年12月6日(火)に行った「旅語り」ライブ1の報告です。
旅人ゴリちゃんが旅の先に見たのは「シェア飯」と「情熱温泉=岩室温泉」。
買い出しに行く人、料理をする人、後片付けをする人、場を盛り上げる人、参加する人がそれぞれの関わり方で、そして一期一会の出逢いの中でともに「飯を食べる」という時間を共有する喜び。旅館業という自身の生い立ちとともに語られ、導かれた「シェア飯」。
旅から戻り、岩室へと帰ったゴリちゃんがこれから向かうのが「情熱温泉」という源泉を掘ること。岩室という地名にも入っている「岩」という文字、「ここにいる人の中にも心を『岩』の壁に閉ざされた人がいるかもしれない。その『岩』を壊しちゃうような。一人一人が心をわくわくさせられるようなことに夢中になれる温泉街にしたい。僕の役割はその橋渡しなのかも知れない」。
2012年から3年間をかけて行われる「岩室温泉開湯300年祭」の実行メンバーでもあるゴリちゃんは旅から戻り、いまの心境をそう語った。
さぁ、これからの活動にも注目です。
以下に、写真と動画をアップしました!
旅人ゴリちゃんが旅の先に見たのは「シェア飯」と「情熱温泉=岩室温泉」。
買い出しに行く人、料理をする人、後片付けをする人、場を盛り上げる人、参加する人がそれぞれの関わり方で、そして一期一会の出逢いの中でともに「飯を食べる」という時間を共有する喜び。旅館業という自身の生い立ちとともに語られ、導かれた「シェア飯」。
旅から戻り、岩室へと帰ったゴリちゃんがこれから向かうのが「情熱温泉」という源泉を掘ること。岩室という地名にも入っている「岩」という文字、「ここにいる人の中にも心を『岩』の壁に閉ざされた人がいるかもしれない。その『岩』を壊しちゃうような。一人一人が心をわくわくさせられるようなことに夢中になれる温泉街にしたい。僕の役割はその橋渡しなのかも知れない」。
2012年から3年間をかけて行われる「岩室温泉開湯300年祭」の実行メンバーでもあるゴリちゃんは旅から戻り、いまの心境をそう語った。
さぁ、これからの活動にも注目です。
以下に、写真と動画をアップしました!
2011/12/02
旅語り ライブ1
この度、「旅語り」と題し、旅に魅了され続ける人のためのライブを企画しました。各回、旅人をお呼びし、写真と音楽、そして旅のエピソードを語ってもらうライブを開催いたします。
いつの時代もどんな国でも人は旅をやめることはありません。
その旅の先に見たものをここで語り尽くします。
【日 時】12月6日(火)
【時 間】17:00〜 カフェオープン
エチゴビール、富士見園の紅茶、宝山酒造の甘酒などドリンク類を用意しています。
20:00〜 旅語りスタート
【会 場】いわむろや別邸 小鍛冶屋(新潟市西蒲区岩室温泉666)
駐車場はいわむろやをご利用ください
【入 場】500円
「旅語り」ライブ1のゲスト旅人
[旅 人]ゴリちゃん
[期 間]2008年12月〜2009年5月
[旅 先]世界一周、13カ国
[旅の音楽]CARAVAN
[旅のモットー]ありのままを感じる+直感に従う=ゴリスタイル
-ゴリちゃんからのコメント-
会場・いわむろや別邸 小鍛冶屋
岩室温泉街に佇む古民家を会場に「旅語り」 を行います。

より大きな地図で いわむろやマップ を表示
いつの時代もどんな国でも人は旅をやめることはありません。
その旅の先に見たものをここで語り尽くします。
【日 時】12月6日(火)
【時 間】17:00〜 カフェオープン
エチゴビール、富士見園の紅茶、宝山酒造の甘酒などドリンク類を用意しています。
20:00〜 旅語りスタート
【会 場】いわむろや別邸 小鍛冶屋(新潟市西蒲区岩室温泉666)
駐車場はいわむろやをご利用ください
【入 場】500円
「旅語り」ライブ1のゲスト旅人
[旅 人]ゴリちゃん
[期 間]2008年12月〜2009年5月
[旅 先]世界一周、13カ国
[旅の音楽]CARAVAN
[旅のモットー]ありのままを感じる+直感に従う=ゴリスタイル
-ゴリちゃんからのコメント-
25歳の時、ある旅人のトークライブを聴いたことをきっかけに1年間の旅に出る。国内と海外を半年ずつ、憧れの国を巡る。世界一周航空券を使い、地球をグルっと一回り。その旅の中で見つけ、いま新潟でやっていることが「シェア飯」。そのひらめきの興奮をここで語っちゃいマス!
会場・いわむろや別邸 小鍛冶屋
岩室温泉街に佇む古民家を会場に「旅語り」 を行います。

より大きな地図で いわむろやマップ を表示
※ライブ前後の時間で岩室温泉を満喫!
私塾「長善館」
今年の4月に書いていた記事に出てきた「長善館」という私塾について最近、新潟日報の記事中に出てきました。
2011年11月30日付け新潟日報の切り抜きです。
燕市が取り組んでいる「教育市立宣言」の一環で、「燕長善タイム」というものがあるそうです。 始業前の時間を使い、暗唱、音読、計算を行うとのこと。 これによって、生徒の集中力アップが期待できるというもの。
記事中に 〜長善館にちなんだ〜 と出てくるが、「長善館学則十一ヶ条」と読み比べてみるのも面白い。
2011年11月30日付け新潟日報の切り抜きです。
燕市が取り組んでいる「教育市立宣言」の一環で、「燕長善タイム」というものがあるそうです。 始業前の時間を使い、暗唱、音読、計算を行うとのこと。 これによって、生徒の集中力アップが期待できるというもの。
記事中に 〜長善館にちなんだ〜 と出てくるが、「長善館学則十一ヶ条」と読み比べてみるのも面白い。
2011/09/08
新潟き業人
『新潟き業人』 発行・株式会社財界にいがた
新潟の様々な業界の創業者や後継者など経営者へのインタビューを集めた本である。
このインタビューがとても面白い。
経営者の苦悩、先代との確執、サービスにかける情熱、旺盛な好奇心、大胆な決断、先見の明、柔軟な思考、粘り強い忍耐、前例主義や成功体験との闘い。
58人の経営者の言葉から学ぶべきことは多い。
読前と読後では、掲載企業を見る目が変わる。
あの会社には経営者のこんな想いが込められていたのかとの発見が多い。
一消費者としてもこの街を見るさいの視野の深度がふかまる。
そして、財界にいがた記者の方々もよくここまで聞き出したなと思う。
この企画と取材にも尊敬の念をいだく。
見開きでひとつの企業が完結します。
ワクワクしながら読み進める本です。
オススメ。
2011/08/06
美術館と図書館へ
また夏が戻ってきたような暑さ。
新潟はこの週末はちょうどお祭り。
ちょっと前には長岡の花火大会。
私はほぼ日のサイトでやっていたユーストリーム中継で観覧。
今週は、新潟市美術館で開催中の「アール・ブリュット・ジャポネ展」へ行った。
知的障害や精神障害を持った人の作品展で、パリで展示されたものの一部が今回新潟にやってきた。
ひとつひとつの作品から感じる生きてるエネルギーのようなものが大きい。
純粋に、ただ黙々と、生きて、表現している姿が伝わってきた。
オススメ。
近所の県立図書館をぷらぷらと訪ねる。
たまたま目にとまった、尾原史和著『逆行』ミシマ社刊を借りる。
最初に就職した。
なんとな〜く...、就職した高知の印刷会社での話。
仕事の規模は、入る箱で決まる。
小さい箱に入る仕事は小さい仕事だし、きれいな箱には高級な仕事が入る話。
対象を「わかりやすく」伝える、「世界観」をどういうふうに感じさせるか。
物語を作り上げることがデザインをするという行為なんだって話。
などなど、面白いです。
オススメ。
以上です。
2011/08/02
生活空間から失われた色
ふと、気を抜くと涙が溢れそうになっていた。
東京都内のど真ん中。
28歳のいい大人が一人で、どうした。
---
先週末、東京に出たさいに一人の時間が出来たので、以前から気になっていた目黒区駒場にある日本民藝館に行った。
特別展の「芹沢銈介と柳悦孝 ー染と織のしごとー 」が開催されていた。
染色作家・芹沢銈介のその「色」を見ているときだった。
私たちは今現在、生活していて意識的にも無意識のうちにも様々な「色」に囲まれている。
それは自分の部屋の壁紙、お店の玄関マット、デートで彼女が着ている洋服、好きな映画のフライヤー、鼻水をかむときに手を伸ばすティッシュボックス、ガソリンスタンドの大きな看板、いきつけの飲食店の椅子、それはもう無数に存在する「色」、また、「色」。
一人、のんびりと展示を眺め気づいた。草木などの自然素材で染められた着物や屏風、絵巻のその豊かな色は、私の生活空間からは既に失われた色である。しかし、その色はたった100年前、この日本という国の生活空間に溢れていた「色」であることにも。
お店をくぐる暖簾、母が来ていた着物、お歳暮をつつんだ風呂敷、床の間にかけられた掛け軸などにあった、日本の「色」。山や田畑の恵、自然素材で染められたそれらの「色」は生活空間にあって、意識的にも無意識にもたった100年前の私たちの先祖はそれらの「色」と暮らしていた。
今更ながら気づかされた。普段、パソコンに向かってCMYKやらRGBの数字を調整しているようではまったく感じられない感動があった。なぜかはわかならない、展示から私が受け取ったのは「優しさ」であった。その温かな「色」の感触に触れていることが、不意に涙を誘ったのだ。
芹沢銈介がどんな人でどんな思いで作品を残したかという事前の知識はまったくない状態で展示を眺め、「色」そのものに感動したこと。それと、前記のブログ記事・小林章氏のフォントの本から感じたことが似ている気もする。誰がどうして、こうしたといった「内容」よりも、文字の造形そのものに感動すること。このように突如として迫ってくる感動もあるということが少し身体に入ってきている。
ここ新潟では海を焦がす夕焼け、実りの秋に向かって穂を揺らす稲は緑から黄金に、夏の強い日差しを浴びてなお青々とひかる海、三面川をのぼる鮭のはらこの艶!!(あっ、最後に食い意地が...笑)
豊かな「色」はいまも残るはず。完全に絶やすのも僕らの世代。記憶と記録と技を繋ぐのも僕らの世代。その価値に気づけるのか。今一度、この豊かな日本の「色」、そして、世界中の豊かな「色」に意識を傾けたい。
日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/
静岡市立芹沢銈介美術館
http://www.seribi.jp/index.html
※静岡方面に用事を作って行ってみたいな!!
東京都内のど真ん中。
28歳のいい大人が一人で、どうした。
---
先週末、東京に出たさいに一人の時間が出来たので、以前から気になっていた目黒区駒場にある日本民藝館に行った。
特別展の「芹沢銈介と柳悦孝 ー染と織のしごとー 」が開催されていた。
染色作家・芹沢銈介のその「色」を見ているときだった。
私たちは今現在、生活していて意識的にも無意識のうちにも様々な「色」に囲まれている。
それは自分の部屋の壁紙、お店の玄関マット、デートで彼女が着ている洋服、好きな映画のフライヤー、鼻水をかむときに手を伸ばすティッシュボックス、ガソリンスタンドの大きな看板、いきつけの飲食店の椅子、それはもう無数に存在する「色」、また、「色」。
一人、のんびりと展示を眺め気づいた。草木などの自然素材で染められた着物や屏風、絵巻のその豊かな色は、私の生活空間からは既に失われた色である。しかし、その色はたった100年前、この日本という国の生活空間に溢れていた「色」であることにも。
お店をくぐる暖簾、母が来ていた着物、お歳暮をつつんだ風呂敷、床の間にかけられた掛け軸などにあった、日本の「色」。山や田畑の恵、自然素材で染められたそれらの「色」は生活空間にあって、意識的にも無意識にもたった100年前の私たちの先祖はそれらの「色」と暮らしていた。
今更ながら気づかされた。普段、パソコンに向かってCMYKやらRGBの数字を調整しているようではまったく感じられない感動があった。なぜかはわかならない、展示から私が受け取ったのは「優しさ」であった。その温かな「色」の感触に触れていることが、不意に涙を誘ったのだ。
芹沢銈介がどんな人でどんな思いで作品を残したかという事前の知識はまったくない状態で展示を眺め、「色」そのものに感動したこと。それと、前記のブログ記事・小林章氏のフォントの本から感じたことが似ている気もする。誰がどうして、こうしたといった「内容」よりも、文字の造形そのものに感動すること。このように突如として迫ってくる感動もあるということが少し身体に入ってきている。
ここ新潟では海を焦がす夕焼け、実りの秋に向かって穂を揺らす稲は緑から黄金に、夏の強い日差しを浴びてなお青々とひかる海、三面川をのぼる鮭のはらこの艶!!(あっ、最後に食い意地が...笑)
豊かな「色」はいまも残るはず。完全に絶やすのも僕らの世代。記憶と記録と技を繋ぐのも僕らの世代。その価値に気づけるのか。今一度、この豊かな日本の「色」、そして、世界中の豊かな「色」に意識を傾けたい。
日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/
静岡市立芹沢銈介美術館
http://www.seribi.jp/index.html
※静岡方面に用事を作って行ってみたいな!!
2011/07/27
2011/07/20
夏の大地の恵
夏の大地の恵をありがたくいただく日々。
7月に入ってからは夏の野菜が盛りだくさん。
まずはジャガイモとタマネギを大量消費しています。
カレーを作ったり、
肉じゃがにしたり。
と、いうのも味付けが違うだけで、
材料はほぼ同じだから(笑)。
そして、ポテトサラダを作っては
彩りに紫タマネギを使ってみたり、
キュウリの緑と合わせて色が映えますね。
新潟の夏はなんと食に恵まれていることか。
蛇足ですが、
昨今のニュースを追っていると、「食」の自給、
もしくは独自の入手ルートといったものが必要なのではと思います。
また、エネルギーに関しても、個人なのかある小さなコミュニティ単位なのか
自給できることが必要なのではと思います。
食とエネルギーの自給について、ひとつアンテナを立てたいと思います。
2011/07/14
フォントへの愛・街の見方を一変させる
私は友人・知人に勧められた本はたいてい読むことにしている。
(たぶん9割がた読む。買わなくとも本屋で手に取る!)
自身の偏狭な視野を広げてくれるかっこうの機会だからだ。
今晩、手に取った本もそのひとつ。
『フォントのふしぎ』小林 章 著・株式会社美術出版社
この本もまたページをめくるのが本当に楽しい。
著者の小林氏はドイツにあるライノタイプ社に勤めるタイプ・ディレクター。
語り口はあくまで小林氏の「生活」の中から語られる。
たまたま寄った市場で見た文字。
出張先のイギリスで見た看板。
チョコレートを買ったさいの紙袋。
有名ブランドのロゴマーク。
地下鉄や高速道路の標識。
古代ローマの建造物。
そんな例を挙げながら、「実はね、このフォントはね、」
とやさしく解きほぐす。
早速、自宅のマックに入っているフォントに関しては、
どんどん試す。(これが楽しい)
本書にも出てきたsunToRYサントリーは(笑、読むとわかります)
自宅にあったペットボトルでも確認出来た。
そして、新潟の「イタリアン」についても話は流れ。
フォントへの愛をここまで感じてしまうと、小林氏の作った「Clifford(クリフォード)」を
使ってみたくなる。
デザインを生業にしている訳ではないんだが...そういう気分にさせる(笑)。
(たぶん9割がた読む。買わなくとも本屋で手に取る!)
自身の偏狭な視野を広げてくれるかっこうの機会だからだ。
今晩、手に取った本もそのひとつ。
『フォントのふしぎ』小林 章 著・株式会社美術出版社
この本もまたページをめくるのが本当に楽しい。
著者の小林氏はドイツにあるライノタイプ社に勤めるタイプ・ディレクター。
語り口はあくまで小林氏の「生活」の中から語られる。
たまたま寄った市場で見た文字。
出張先のイギリスで見た看板。
チョコレートを買ったさいの紙袋。
有名ブランドのロゴマーク。
地下鉄や高速道路の標識。
古代ローマの建造物。
そんな例を挙げながら、「実はね、このフォントはね、」
とやさしく解きほぐす。
早速、自宅のマックに入っているフォントに関しては、
どんどん試す。(これが楽しい)
本書にも出てきたsunToRYサントリーは(笑、読むとわかります)
自宅にあったペットボトルでも確認出来た。
そして、新潟の「イタリアン」についても話は流れ。
フォントへの愛をここまで感じてしまうと、小林氏の作った「Clifford(クリフォード)」を
使ってみたくなる。
デザインを生業にしている訳ではないんだが...そういう気分にさせる(笑)。
私にとっては、街歩きを一変させるかのような本だった。
「フォント」という新しい視点を持って、今一度、街を見ていこう。
きっと楽しくなる。
2011/07/12
独学の精神
まだ梅雨のさなかだった。
阿賀野市にある吉田東伍記念博物館を訪ねた。
道中、どしゃぶりの中、なんだか気が重いなと思っていたが、
博物館の庭の苔や石がいい色だったのでそれも吹き飛んだ。
庭を見るには雨のほうがいいのかも。
1907年(明治40年)、一人の在野の研究者が「大日本地名辞書」を書き上げた。
1,200万字におよぶ辞書を12年と2ヶ月にわたって。
休みなく書いたとしても、400字詰め原稿用紙で6枚/日となる。
日本全国の地名にまつわる由来・風土・歴史をまとめていった。
文献を読み解き、史実にもとづいた内容を整理し、判断する作業の繰り返しだ。
そんな偉業を成し遂げたのが吉田東伍。
越後国北蒲原郡安田村の旗野家に生まれる。
四つの学校を変えたあげく、新潟学校中等部に移るも
中退。
学歴を問われると「図書館卒」と答えたそう。
作業に取りかかったのは32歳。
海軍記者として日清戦争に従軍するもマラリアに関わり療養のため帰郷、その年の9月頃着手。
展示の中で興味深かったのは、
辞書の項目分け。行政が敷いた区画単位でない、古来からその土地のもつ歴史風土、共同性をふまえた区分けにされていること。
1906年(明治39年)から明治政府によって進められた神社合祀にも強く反対したこと。
歴史を語るときも古代から学ぶのではなく、現在(いま)から始まって、古代へと学びゆくこと。
あとは使用していた机の置物がかわいい猫だったこと(笑)。
私の住まい「鳥屋野」や実家の「和納」の項を引いてなるほど〜!!
と面白かったです。
博物館近くのラーメンのろしを食べて帰宅。
ちょっとしたドライブにぜひ。
阿賀野市にある吉田東伍記念博物館を訪ねた。
道中、どしゃぶりの中、なんだか気が重いなと思っていたが、
博物館の庭の苔や石がいい色だったのでそれも吹き飛んだ。
庭を見るには雨のほうがいいのかも。
1907年(明治40年)、一人の在野の研究者が「大日本地名辞書」を書き上げた。
1,200万字におよぶ辞書を12年と2ヶ月にわたって。
休みなく書いたとしても、400字詰め原稿用紙で6枚/日となる。
日本全国の地名にまつわる由来・風土・歴史をまとめていった。
文献を読み解き、史実にもとづいた内容を整理し、判断する作業の繰り返しだ。
そんな偉業を成し遂げたのが吉田東伍。
越後国北蒲原郡安田村の旗野家に生まれる。
四つの学校を変えたあげく、新潟学校中等部に移るも
中退。
学歴を問われると「図書館卒」と答えたそう。
作業に取りかかったのは32歳。
海軍記者として日清戦争に従軍するもマラリアに関わり療養のため帰郷、その年の9月頃着手。
展示の中で興味深かったのは、
辞書の項目分け。行政が敷いた区画単位でない、古来からその土地のもつ歴史風土、共同性をふまえた区分けにされていること。
1906年(明治39年)から明治政府によって進められた神社合祀にも強く反対したこと。
歴史を語るときも古代から学ぶのではなく、現在(いま)から始まって、古代へと学びゆくこと。
あとは使用していた机の置物がかわいい猫だったこと(笑)。
私の住まい「鳥屋野」や実家の「和納」の項を引いてなるほど〜!!
と面白かったです。
博物館近くのラーメンのろしを食べて帰宅。
ちょっとしたドライブにぜひ。
2011/07/11
あの絵に会いに行きたいと
すでに真夏のようなうだる暑さの続く新潟。
夜もまた暑い。
どこか気持ちだけでも別世界にもってってくれないかと思い
ある夜、手に取った本がこれ。(知人から借りました)
『名画の館から』大川栄二著
群馬県桐生市にある大川美術館の館長が地元紙「桐生タイムス」に寄稿した文章を本にまとめたものです。
大川氏の解説つきで、美術館を案内されているかのような気分になりました。
そして、大川氏が心の底から芸術を愛していることが伝わる文章がなんとも楽しい。
作家ごとの生い立ちや死に様、大川氏がその作品をどうとらえたかをちょうど良い文量で掲載されて、ページをめくるリズムもまたワクワク感を損なわずにいい。
ベン・シャーンの「ベンチの人」(1930年頃の作品)の項では
こう語りかける。
「この荷物の中に、何が入っているのでしょう。死んだお母さんの形見かな、それとも歯ブラシかな、下着かな。豊かなアメリカの裏側にこういう人達がいることを世に訴えている、心の優しい絵なのです。」
絵を楽しく観るのに大川氏がそっと側で、語りかけてるかのような一文。
藤田嗣治の「若い女」(1913年頃の作品)の項での
解説には
「渡仏直後の高揚した時期の作品であり、青年ピカソと交遊していた時期だけに当時彼が興味を持ったアフリカ彫刻の臭いが強く感じられる佳品です。」
美術史に知識のない私にとっても作家のおかれた状況を垣間見るのにありがたい文章。
須田剋太の「作品」(1960年代の作品)の項では
日本人に欠けている点にまで話は及ぶ、
「この抽象画は切り裂かれんばかりの筆致、たたき付けた絵具で主張する自己の心の動きは、まさに須田だけの世界です。有名よりも無名を、新しさよりも古きに徹することで、本当の新しさは生まれるという信念を持ったすごい画家です。」
「これは画家に限らず、人生何にも通ずる人間の極意であり、いま日本人に一番欠けている点といわれています。これからの国際化の時代には、古いものを愛せない人間は駄目です。絵を好きになる人には、こういう人はほとんどいないのです。」
大川氏は三井物産やダイエーでキャリアを重ねてきました。その経歴から、世界から日本を見てこの文章が出たのかなと想像しました。
中川紀元の「婦人像」(1920年頃の作品)の項では
マティスに影響を受けすぎた中川紀元を
「この絵はマティスに直接教えを受けた時期のもので、平面的な構成のもと、大胆に、そして装飾的に生きた線を重ねた絶品ですが、どうしてもマティスが浮かんでくるのが残念です。」
「しかし、小生にはかつて会社から疲れて帰った応接間で温かく迎えてくれる、西洋の肝っ玉かあさんでありました。」
と、あくまで自分の体験に引きつけて語っていく文章もいい。
読後、これらの絵に会いに行きたいなと思いました。
そこで、自分はどう思うのか。
群馬県なら小旅行にちょうどいい距離、一年以内の計画に。
一冊の本が真夏の夜、私を遠くへ連れて行ってくれました。
一気に読み通すと、時刻はとっくに日付をまたいで深夜へ。
夜もまた暑い。
どこか気持ちだけでも別世界にもってってくれないかと思い
ある夜、手に取った本がこれ。(知人から借りました)
『名画の館から』大川栄二著
群馬県桐生市にある大川美術館の館長が地元紙「桐生タイムス」に寄稿した文章を本にまとめたものです。
大川氏の解説つきで、美術館を案内されているかのような気分になりました。
そして、大川氏が心の底から芸術を愛していることが伝わる文章がなんとも楽しい。
作家ごとの生い立ちや死に様、大川氏がその作品をどうとらえたかをちょうど良い文量で掲載されて、ページをめくるリズムもまたワクワク感を損なわずにいい。
ベン・シャーンの「ベンチの人」(1930年頃の作品)の項では
こう語りかける。
「この荷物の中に、何が入っているのでしょう。死んだお母さんの形見かな、それとも歯ブラシかな、下着かな。豊かなアメリカの裏側にこういう人達がいることを世に訴えている、心の優しい絵なのです。」
絵を楽しく観るのに大川氏がそっと側で、語りかけてるかのような一文。
藤田嗣治の「若い女」(1913年頃の作品)の項での
解説には
「渡仏直後の高揚した時期の作品であり、青年ピカソと交遊していた時期だけに当時彼が興味を持ったアフリカ彫刻の臭いが強く感じられる佳品です。」
美術史に知識のない私にとっても作家のおかれた状況を垣間見るのにありがたい文章。
須田剋太の「作品」(1960年代の作品)の項では
日本人に欠けている点にまで話は及ぶ、
「この抽象画は切り裂かれんばかりの筆致、たたき付けた絵具で主張する自己の心の動きは、まさに須田だけの世界です。有名よりも無名を、新しさよりも古きに徹することで、本当の新しさは生まれるという信念を持ったすごい画家です。」
「これは画家に限らず、人生何にも通ずる人間の極意であり、いま日本人に一番欠けている点といわれています。これからの国際化の時代には、古いものを愛せない人間は駄目です。絵を好きになる人には、こういう人はほとんどいないのです。」
大川氏は三井物産やダイエーでキャリアを重ねてきました。その経歴から、世界から日本を見てこの文章が出たのかなと想像しました。
中川紀元の「婦人像」(1920年頃の作品)の項では
マティスに影響を受けすぎた中川紀元を
「この絵はマティスに直接教えを受けた時期のもので、平面的な構成のもと、大胆に、そして装飾的に生きた線を重ねた絶品ですが、どうしてもマティスが浮かんでくるのが残念です。」
「しかし、小生にはかつて会社から疲れて帰った応接間で温かく迎えてくれる、西洋の肝っ玉かあさんでありました。」
と、あくまで自分の体験に引きつけて語っていく文章もいい。
読後、これらの絵に会いに行きたいなと思いました。
そこで、自分はどう思うのか。
群馬県なら小旅行にちょうどいい距離、一年以内の計画に。
一冊の本が真夏の夜、私を遠くへ連れて行ってくれました。
一気に読み通すと、時刻はとっくに日付をまたいで深夜へ。
2011/06/24
新潟JCフォーラム 地域コミュニティについて
先日、第37回新潟JCフォーラム「地域の課題は自分たちで解決する!」〜新しい地域コミュニティの姿を目指して〜という講演会を聴いてきました。
一般公開の講座で興味が湧くものがあったらぜひまた参加してみたいと思います。
ゲスト講師に櫻井常矢氏(高崎経済大学地域政策部 准教授)を迎えての講演でした。
櫻井氏は地域コミュニティの重要性をうったえ、実際に群馬・宮城・山形など全国でまちづくりの実践を行っている教授です。
今回のように市民講座としてひらかれた会合は私のような一般市民にとってはありがたい。普段なら聞けないような話を聞かせてもらえる。主催の社団法人新潟青年会議所さんに感謝。
メモを取りながら大変興味深く聴かせていただいた。
無縁社会ともいわれる昨今の日本社会。そこでは身よりのいない孤独死が急増しているという。今回の東日本大震災においても、倒壊した家屋に独り暮らしのおばあさんがいるということが共有されている地域とそうでない地域があったという。
櫻井氏が実践の中で見てきた例で、農村部の20〜30代の自殺率の高さがあげられた。
この話は私も実感あるものとして聞いた。今は情報だけは都市部に住む若者と農村部に住む若者はほぼ差はない。農村部に住む若者もインターネットやテレビなどを通して華やかな情報を大量に得ることが出来る。しかし、実生活において、そこで得た情報と大きな差が生まれる。そのギャップに苦しむことになる。
また、団塊世代の次の生き方探しとして地域の中にそれを見つけたいというニーズがあるという。高崎で行っている退職サラリーマンの地域デビュー講座は満員盛況となるそうだ。
新しい地域コミュニティ作りで大切なキーワードとして「地縁」と「志縁」があげられた。
「地縁」とは、
町内会や自治会単位の限られた範囲内の問題を解決するために結ばれる縁。いつも人が限られて会議は停滞気味になる傾向がある。同意するまでに時間がかかり過ぎること。しかし、一度同意を得たあとの結束力が凄い!
「志縁」とは、
ある特定の問題を解決するために結ばれる縁。子育てやアート、まちづくりなど、テーマに対して人が集うので土地は限られない。外の地域と繋がりが生まれやすのが特徴。
このどちらも大切で、特性をふまえた上での地域作りが必要とのこと。
そして、「目的は何か?」、「つなぎ役の必要」、「共同性の強さと弱さ」の3つの行動基準が示された。
「目的は何か?」
まずはその地域の課題を明確にすることが必要。「会議」ではなく「話し合い」の文化を醸成することが必要。
「つなぎ役の必要」
いま地域が抱える課題は単独の組織では解決不可能で、自治会、コミュニティ協議会、NPO、学校、公民館、行政、社会福祉協議会、事業者などが連携しなければいけない。そのつなぎ役が必要。
「共同性の強さと弱さ」
これまでの同質社会から異質社会への変化。丁寧な信頼関係の醸成。地域コミュニティの開放性。
色々と勉強させてもらいました。
ひとつの事例で、山形県のある自治会で役員を20〜30代の若者にまかせてうまくいっている例をあげていた。
地域社会の中で、自分の存在価値を与えてもらう、というのか、作る、創るような機会が必要だと思いました。
今回の講座は社団法人新潟青年会議所の地域コミュニティ復権委員会が担当したそうです。新潟青年会議所は下の写真のような会報も作って活動を発信しています。会報では第57代理事長の敦井一友氏が新潟のまちづくりについて対談しています。
市町村合併により、吸収された地域では市議会議員の数が減り、地域住民の声が市政に届きにくくなったことをあげ、地域住民の主体的な行動が試されているとのこと。
そして、新潟市で議論されている新公共交通についても、整備されれば人が集まるというよりは、本当に行きたいところがあるのかどうか?が大切で、そのための議論が不足していると。
また、中心市街地はある意味で「公」のものという認識を高め、商店街が一丸となることが大切。場合によっては業種転換することも必要。
時代の変化に対応したまちづくりについて、新潟青年会議所メンバーが担える役割もある。
そのような対談が掲載されています。
新潟青年会議所の会合には初めて参加させていただきました。
一体、何をする団体だろう?
一体、何をする団体だろう?
会報には以下のような団体主旨が書かれています。
「社団法人新潟青年会議所は”明るい豊かな社会”の実現を共通の理想とした、次代の担い手たる20歳から40歳までの指導者たらんとする青年の団体です。」
「真のこころ育成」
「地域コミュニティ復権」
「環境共生推進」
「新しい地域の姿確立」
「都市モビリティ向上」
「郷土の力研究」
「国際経済」
「情報力実践」
「オリエンテーション」
「リーダーシップ開拓」
「会員ネットワーク開発」
等々、の委員会に分かれて勉強会を企画したり、自己啓発に励んだりしているとのこと。
一般公開の講座で興味が湧くものがあったらぜひまた参加してみたいと思います。
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